mano市民支援室のブログ

岐阜県可児市の子育て健康プラザmano(マーノ)にある市民支援室です。子育て支援に関する情報発信や、スタッフの日常を綴ったブログです!!

☆BOOK部☆もこもこもこ

こんにちは😊

子どもが生まれてから、絵本に接することが多くなり、その奥深さに興味津々のBOOK部 草野です。

 

今日ご紹介する絵本は、児童センターの読み聞かせなどにもよく登場するので、ご覧になったことがある方もあると思います。

 カーリルで開く

 もこもこもこ(谷川俊太郎著 元永定正絵 文研出版 1977年)

 

 

大人が絵本を選ぶと、どうしてもそこから何か学べそうなものを選びがち。

 

お友だちと仲良くしよう とか。

ものを大事にしよう とか。

みんな個性があるけどみんな素晴らしいんだよ とか…。

 

この絵本を、そんな大人目線で読んだとき、その内容の不透明さゆえか、正直特に何も感じませんでした。

「ふ~ん…」みたいな。

 

出版年は1977年。とっても長~く読み継がれている絵本なんですね。

その魅力は何なんでしょう?

子どもたちはここから何かを感じ取ることができるんでしょうか…。

 

その答えは、この絵本を読んでいるときの子どもたちの様子で分かります。

 

児童センターの読み聞かせでこの絵本が出ると、前のめりになっている子たちが多いんです。

真剣に、じーっと見ている…。

いったいこの絵本の何がそうさせるのか、大人になってしまった私にはいまだに謎です🤣

 

そういえば、小さい子が初めて絵本を読むくらいの頃って、表紙を開いたと思ったら、いきなり自分でぱたんっと閉じちゃうことありますよね👀

うまくめくれないのもあると思うんですけど。

 

そんなとき、大人は「全然読み聞かせできないよ~!」とか全く思わなくていいんだそうですよ!

 

子どものペースに合わせて、まずは表紙をじっくり見る。

「うさぎさんがいるね。ここは青いね。黄色もあるね。丸があるよ。」なんて言いながら。

その日はそれで終わってもよし。

 

飛ばしがちな見開きもじっくりと。(何も描かれていないこともあれば、ちょっとした挿絵があることも)

 

めくるのが楽しくなって、あっという間に終わってしまっても「あーおもしろかったね!」でOK!

あくまで、子どものペースで。

 

大人は文字が読めるので、ストーリーが気になってしまうけど、子どもからしたら、まず「絵」そして本そのもの、なんでしょうね。

 

色や形や手触り。

めくる音。本のにおい。

時には端っこをかじってみたり(笑)

 

「もこもこもこ」は、子どもの五感をびんびん刺激する、究極の絵本と言えるかもしれませんね。

 

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