こんにちは。スタッフの草野です。
市民支援室では、
専門員に相談できる「ダブルケアカフェ」
経験者、当事者と交流できる「ダブルケアラーズデイ」
を開催しています。
そもそもダブルケアってご存じでしょうか?
ダブルでケア、つまり、身近にケアを必要とする人が複数いる、ということ。
市民支援室では特に子育てと介護という2つのケアを行っている人を対象としています。
自分が大変な状況にある時、多くの場合、大変であることに気が付きにくいものです。
忙しいけど、毎日何とかまわっているから…。
私よりも大変な人はいっぱいいるから…。
「私大変なの!」と声をあげることは、時にとても勇気のいることかもしれません。
でも、知ってほしい。声を上げてほしい。
そんな意味も込めて、ダブルケアに関するアンケートを行いました。
回答の中で一番多かったのは、
「ダブルケアになったら、どんな問題がある?対処の方法は?」
「まず、どこに相談すればいい?」
の2つ。
未経験のことって、何が大変で、どういうふうに物事が進んでいくのか、具体的にイメージするのは難しいですよね。私もそのひとりです。
そこで、ダブルケアカフェ担当で経験者でもあるスタッフきくよさんから、実体験とともに、介護において大切だと感じたことを教えてもらいました。
介護状態になる理由はいくつかありますが、
例えば認知症の場合、どんなふうに物事が進んでいくのか。
おかしいな、と思った時、どうすればいいのか。
一例ですが、こんな感じ↓で進んでいきます。
- まず家族や近い人が気づく
- かかりつけの病院に相談
- 専門の病院を紹介される
- 心療内科を受診
- 介護認定を受けて要介護度が決定(要介護度によって、受けられる介護サービスが違います)
きくよさんによると、まず本人自身がどこも悪くないと思っているのに、病院へ連れていくのがひと仕事。
かかりつけの病院に事前に相談し、健康診断、ということにして行ってもらったそうです。
病気の後遺症からくる麻痺など、身体的な問題で介護になる場合は、本人にとっても理由がはっきりしているので、もう少しすんなりいくのかもしれません。
さて、介護認定やその後の介護の相談は、どこへ行けばいいのでしょう?
それは、以前こちらのブログでも紹介した「地域包括支援センター」。
まず、介護を必要とする方が住む地域の包括支援センターがどこかを調べましょう。
ネットで「〇〇市 地域包括支援センター」で検索すると出てきます。
可児市の地域包括支援センターについてはこちら↓↓
ちょっとしたことでも、介護に関することなら何でも相談できる強い味方。
きくよさんによれば、介護の愚痴を聞いてもらったこともあるとか。
介護をする人の、体と心の健康を保つことも大切ですよね。
ひとりで抱え込まず、相談先をたくさん持っておくことはとても重要
だそうです。
それって、介護に関わらず、子育てにも当てはまることではないでしょうか。
もちろん介護に関するお話は、市民支援室のダブルケアカフェ、ダブルケアラーズデイでもお聞きします。
予約不要、出入り自由。開催日にお気軽にお越しください。
介護に関する勉強会や家族会の情報もありますよ。
開催日はこちら↓↓
【2021年度】ダブルケアカフェ・ダブルケアラーズデイ - mano市民支援室のブログ
※新型コロナウイルスの影響で、変更になる場合があります。ご了承ください。
続きはまた次回。ダブルケアになる前にできることや、お金の話にも少し触れたいと思います。↓こちら↓
℡・fax 0574-63-8303 (直通)
mail siminsiensitu@kani-npo.gr.jp
開室時間 8:30~19:00
休館日 毎月第1土曜日、年末年始
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