mano市民支援室のブログ

岐阜県可児市の子育て健康プラザmano(マーノ)にある市民支援室です。子育て支援に関する情報発信や、スタッフの日常を綴ったブログです!!

【子育てぷち相談室】「お子さんの眠り」回答編

毎日の子育てのなかで感じる


「これってどうなんだろう?」
「どうすればいい?」

について
可児市の専門職の方にアドバイスしていただくコーナーです✨

 

今回のテーマは「お子さんの眠り」

お寄せいただいた心配ごとについて、聞いてきましたよ👀

Q.

1歳を過ぎても、添い乳でしか寝ず、また3時間ごとに起きてしまい、またその時も添い乳でしか寝ません。パパは抱っこ紐で寝せることが出来るのですが、ママ(私)が抱っこ紐でやっても寝ません…

るるん さん(お子さんの年齢 1歳2ヶ月)

 

可児市役所 健康増進課
保健師の方に答えていただきました!

A.

この質問を読んでいて、お母さんの中に、そろそろやめたいという葛藤があって、今一生懸命取り組んでおられる最中なのかな、というのを感じました。断乳を考えてみえるのであればよい時期だと思います。

断乳していく過程としては、まず日中の母乳をどんなふうに与えているかというのが目安になります。日中の母乳間隔が開いていると、夜も少しずつ間隔が開くということは言われています。母乳を与えていて、夜間何回かお子さんが起きていることは、お子さんの成長にとって特に心配ではありません。

 

―(スタッフ)私の経験ですが、ご飯をあげた後にとくに欲しがらなければもう母乳はあげない、という風でだんだん減らしていったと記憶しています。そういう感じでいいということでしょうか?

 

そうですね。やはり「離乳」の食事なので、1回の食事量を増やしていくというのは、3回食になったお子さんの次の段階になります。お腹が満たされればお乳は必要なくなっていくという考え方でいいと思います。

 

それから、お父さんだと抱っこ紐で寝かせることができるけれど、お母さんだと難しいという部分ですが、理由としては「匂い」というのがあげられます。お母さんのおっぱいの匂いは服などにも残ります。お母さんのところに行けば、ずっとこの1年以上一緒に過ごした匂いが残っているというのは精神的にも安定するものです。しかしお子さんも、自分の生活の状態が変わってきている(離乳食が始まるなど)というところは、小さいながらも分かると思うので、お母さんがやめようと思っていることも薄々感じているお子さんも多いです。

 

100あったものが突然0になると気持ちが不安定になることもあるので、授乳をいきなり0にするのは勧めていません。例えば日中に5回あげていたら、4回、3回と順番に減らしていくのが良いでしょう。難しいかもしれませんが、「今はないんだよ」というメッセージは、だんだん言葉が分かる時期に入ってくると理解してくれるようになってきます。毎回成功させるのは厳しいと思いますが、まずは3回に1回くらいの成功を目指してみましょう。お子さんの調子が良くて、ご飯もしっかり食べられる時で良いです。調子や機嫌が悪い時だとお母さんも疲れてしまうと思うので、そういう時は避けても良いと思います。

 

夜中に3時間ごとに起きてしまうということについては、日中にどれくらい外遊びなどをして疲れているか、というのも少し影響があるのではと思います。夜中に起きる=眠りが浅いということであり、それはなぜかを考えた時に、「空腹」かまたは「疲れていない」ということが考えられます。外遊びの量やお昼寝(長さ・時間帯・回数など)を見直してみるといいでしょう。また、ゆとりがある時や気候が良い時期に、寝る前に絵本を読んだり、お話をしたり、歌を歌うなど添い乳以外の方法を少しずつ試してみましょう。添い乳ではなくお父さんに遊んでもらいながら、お母さんは横で寝たふりをしてしまって「あ、お母さん寝ちゃったからおっぱいないね。もう寝ようね」という流れを作ってみてもいいですね。

 

「お母さんも寝るから一緒に寝ようね」という空気を作るというのもひとつの手です。お子さんが寝た後にその場を離れると、なんとなく察知してお子さんも起きてしまうということがあります。子どもは大人よりも睡眠サイクルが短いと言われていて、浅い眠りを繰り返しています。自分が寝た後もお母さんが横にいる、という安心感があれば落ち着いて眠ることができるかもしれません。家事の残りなどお子さんが寝た後にやりたいことがあったり、お父さんの帰宅が遅かったりなどもあると思いますが、できるときに試してみてください。

 

いろいろ試してもうまくいかないことはあると思います。そういう時は無理せずお休みして、また少しずつ試してみてください。うまくいかないと「ああダメだった」と思ってしまうかもしれませんが、その時はうまくいかなくても、全部ができていないわけではないので、1回お休みしてまたチャレンジするということを考えていけると良いと思います。

 

―(スタッフ)最初に「断乳を考えているのであればよい時期」と言われましたが、最近のネットや雑誌などの情報をみていると、2歳でも3歳でもあげていい、自然に離れていくのがいい、という考え方もあるようですが…。

 

今はお子さんが欲しがらなくなるまで母乳を続けるという方法があります。

栄養的には1歳を過ぎて3食しっかり摂れていれば、母乳やミルクの栄養はなくなります。母乳はお子さんが安心を得るために飲んだり、スキンシップのために与えるものになります。基本的に食事をよく噛んで食べて、体重の伸びが良ければ、お母さんとお子さんが納得するタイミングまで続けていっても大丈夫です。

ご都合がつくようでしたら、ぜひこども相談(下記参照)にもお越しください。

 

少しでも皆さんの子育てのヒントになりますように😊💕

迷ったときは、ひとりで悩まないで気軽に相談しましょう。

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可児市の妊娠・出産・子育てに関する相談窓口

 

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ことば・発達相談

(こども応援センターぱあむ 0574-66-1205(直通) ※要申込

発達と教育の相談会

(教育研究所 日時会場指定あり ※要申込

児童や家庭に関する相談

(こども課こども家庭係 月曜日~金曜日※祝日、年末年始を除く 8:30~17:15

いじめの相談

(いじめ防止専門委員会相談室(子育て支援課内)0120-263-115(直通) 月曜日~金曜日※祝日、年末年始を除く 8:30~17:00

 

その他の相談日(参考:可児市健康増進課発行 けんこうだより

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