もうすぐ東日本大震災から12年。
あの日、この可児でも感じた、今まで経験したことのない酔うような揺れは、今も忘れることができません。そしてテレビから流れる津波被害の映像。何もできず、ただただ見つめていることしかできなかったこと。
近い将来必ず来ると言われる南海トラフ地震の情報に触れるたびに沸く「ちゃんと防災の準備しなきゃ」という思い。
そうは思っていても、日常に忙殺されてつい後回しになっているのも事実。何からしていいのかも分からない。どれだけすれば十分なのかも分からない。
そう思っているのは私だけじゃないはず…。
先日可児市立図書館へ行くと、「防災」コーナーができていました。防災に関するいろいろな本が揃えてありました。その中のひとつをご紹介します。
NPO法人ママプラグ著 祥伝社 2019年
「1223人の被災ママパパと作りました」というサブタイトルが目について、手に取りました。
子育てママパパという立場で被災された方の体験談にたくさん触れることで、実際に今自分が被災したらどんな危険があるのか、どんなことに困るのか、ということが具体的にイメージできそうだと思いました。イメージができれば、どんな準備が必要なのかということも、今よりもはっきり見えてきそうですよね。
中身はイラストが多く読みやすくなっています。パラパラとめくって、大きく書かれた見出しを拾うだけでも、災害の怖さが伝わってきます。
また体験談に学ぶ防災の方法もたくさん載っていて(これもイラストと大きい見出しで分かりやすい)、自分に合った防災を考えるのを助けてくれそうです。
子どもがいると、何かと心配ごとや不安が多いものです。子どもがいても安心できる、子どもを守れる防災について考えるきっかけになれば、と思います。
℡・fax 0574-63-8303 (直通)
mail siminsiensitu@kani-npo.gr.jp
開室時間 8:30~19:00
休館日 毎月第1土曜日、年末年始
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