mano市民支援室のブログ

岐阜県可児市の子育て健康プラザmano(マーノ)にある市民支援室です。子育て支援に関する情報発信や、スタッフの日常を綴ったブログです!!

【子育てぷち相談室】「トイレトレーニング」回答編

毎日の子育てのなかで感じる


「これってどうなんだろう?」
「どうすればいい?」

について
可児市の専門職の方にアドバイスしていただくコーナーです✨

 

今回のテーマはトイレトレーニング

お寄せいただいたお悩みや心配ごとを、聞いてきましたよ👀

Q.

5月で4歳になった女の子のことです。うんちだけは今でも紙パンツでないとすることができません。しゃがんでしているので、トイレでは上手く力が入らないのかもしれません。踏み台などがあるといいとは聞きますが、置いてないです。

おしっこは3歳になる頃からトイレに誘っていましたが、なかなか出すことが出来ず、園で多くのお友達がするのを見て刺激されて出来るようになり、最近やっと休みの日もお姉さんパンツで過ごすのが当たり前になったところです。

外ではうんちをしない(我慢はしていないようです)ので、今は特に困ることはないですし、紙パンツを卒業出来ない子はいないので、心配はしていませんが、言い過ぎるのも駄目な気もするし、良いきっかけがあればなぁと思ってしまいます。良いアドバイスがあればお願いします。

きなにゃん さん(お子さんの年齢 4歳)

 

可児市役所 健康増進課
保健師の方に答えていただきました!

A.

いきみが必要なうんちは、自然に出てくるおしっこに比べて難しいです。踏み台があれば、床に足が着いて力が入れやすいので有効です。補助便座の手すりなど、つかまるところもあるといいですね。

大切なのは、お子さんの気持ちを尊重して無理強いはしないことです。怒ったり、大人の焦りが伝わったりしてしまうと、「うんち=よくないこと」というイメージがついて出なくなってしまうこともあり、体に良くありません。「うんちをするとすっきりして気持ちいい」というイメージが持てるよう、出そうなしぐさが見られたら、「トイレに座ってみる?」と穏やかに誘うことを続けてみてください。無理に連れて行こうとするのは大人にとってもストレスになるので、「紙パンツにしちゃってもいいや」くらいのゆったりした気持ちで接するように心がけてください。

 

何かいいきっかけがあれば、とのことでしたが、例えば、おでかけなど「トイレでできるようになったらしたい楽しいこと」を一緒に考えるのはどうでしょう?夏ならプールもいいですね。普段から絵本を読むご家庭なら、うんちについて書かれている絵本を読み聞かせするのもいいきっかけになると思います。そのほか、トイレに行く時に、お気に入りの人形やおもちゃを持っていったり、ごほうびシールを用意するといった方法もあります。

 

また、うんちがするっと出てくれるとお子さんの「気持ちいい」につながります。そのためには、外あそびでしっかり体を動かすことが大事。腸の筋肉はうんちを外へ送り出す力になるからです。食事面では、野菜や果物など食物繊維や水分が多く含まれているものが◎。特に夏は汗をかくので、水分は多めに摂ったほうがいいですね。

 

Q.

トイレトレーニングはいつから始めたらいいですか?

 

のの さん(お子さんの年齢 1歳)

 

A.

トイレトレーニングを始めるには、お子さんの体と心の準備が必要です。「〇歳になったから始める」ではなく、お子さんの様子をよく見極めてから始めないと、トイレトレーニングが長引いて、大人にとってもストレスになります。見極めのポイントとして、

  • ひとりで歩くことができて、トイレに行くことができる
  • 言葉が理解できていて、「ちっちでた」など、片言でも意思を伝えられる(ジェスチャーでもOK)
  • おしっこの間隔が1時間半~2時間くらい空く

の3つがあります。この3つの準備ができていれば「そろそろ始め時かな」ということになります。

紙オムツの場合、数回のおしっこを吸収できるので、間隔をつかむのが少し難しいと思います。おしっこが出ていないかこまめにチェックするという作業が必要になりますね。お家の中でズボンを履かせず紙オムツだけにしてみたり、大人が気にならない(処理がストレスにならない)のであれば、間隔を見極めるために、お家の中だけ布パンツで過ごさせるなどしてみるのもいいでしょう。一般的に「夏が始め時」と言われる理由は、ここ(薄着でもかぜをひきにくい)にもあります。また、汗をかくのでおしっこの量が冬に比べて少なく、タイミングがはかりやすいというのも理由のひとつです。

 

小さいうちは上下がつながったロンパースタイプの服を着せることも多いですが、トイレトレーニングを始めるときには、上下が分かれた服装のほうが、大人がおしっこの間隔を見るのにも面倒くさくならないし、お子さんにとっても上げ下げが自分でできて楽なのでやりやすいと思います。

トイレトレーニングを始める頃の子は、すでに大人のトイレについて行った経験があって、トイレ自体には慣れていることが多いと思います。最初は「ちょっと座ってみようか」と誘ってみて、出る出ないにかかわらず、「トイレに親しむ」ということをまず始めてみるといいでしょう。トイレに親しんでもらうために、好きなキャラクターのものを貼って「〇〇に会いに行こうか」と誘うのも有効ですが、お子さんによっては逆に気が散って全然座らない、ということもあるので、お子さんの様子に合わせて試してみてください。またお子さんが遊びに集中しているときに誘うと嫌がって逆効果になるので、いったん遊びが終わってから誘うようにしましょう。朝起きてからすぐ連れていくと、おしっこがたまっていて成功しやすいのでおすすめです。それから、お昼寝の後など順番に増やしていけるといいですね。

 

なかなかうまくいかないこともあると思いますが、大人が焦らず余裕を持って接するのがいちばん大切。「今日はもう床を拭く元気がないな」という日は紙パンツでもOK。お子さん本人に精神的なストレスがなく、定期的にトイレに誘う声掛けを続けていれば、戻ることはありません。大人がストレスをためないように工夫して、ゆったりと進めていきましょう。

進めるときに、お子さん本人の意思はかなり大事になってきます。大人がいくら頑張っても、本人にその意思がなければなかなか進みません。好きなパンツをお子さんと一緒に選んで買うのもひとつの手。お子さん本人の「このパンツを履くんだ」という決意につながればうまく進むかもしれません。

 

お子さんの成長はそれぞれです。やり方もそれぞれ。きょうだいで全く違うこともしばしば。周りが気になってしまうこともあるかと思いますが、ご家庭にあったやり方をトライ&エラーで見つけていけるといいですね。

可児市では1歳6ヶ月健診のときに、トイレトレーニングの資料をお渡ししています。もし分からないことや不安なことがあれば、こども相談でもお伺いします。また電話でも相談を受け付けています。(下記参照)

 

少しでも皆さんの子育てのヒントになりますように😊💕

迷ったときは、ひとりで悩まないで気軽に相談!

詳しい個別の相談をお望みの場合は、こちら⇩を参考にしてください。

(対象:可児市在住の方 可児市外の方はお住まいの自治体の担当課にお尋ねください。)

可児市の妊娠・出産・子育てに関する相談窓口

 

妊娠・出産・育児に関する悩みや心配事について、電話での相談窓口

(保健センター電話相談 平日※年末年始を除く 8:30~17:00

ことば・発達相談

(こども応援センターぱあむ 0574-66-1205(直通) ※要申込

発達と教育の相談会

(教育研究所 日時会場指定あり ※要申込

児童や家庭に関する相談

(こども課こども家庭係 月曜日~金曜日※祝日、年末年始を除く 8:30~17:15

いじめの相談

(いじめ防止専門委員会相談室(子育て支援課内)0120-263-115(直通) 月曜日~金曜日※祝日、年末年始を除く 8:30~17:00

 

その他の相談日(参考:可児市健康増進課発行 けんこうだより

いずれも申込が必要です。(0574)62-1111(可児市役所代表番号)から、健康増進課へつないでもらってください。

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こども相談 身体測定、育児に関する相談
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2歳3か月児歯みがき相談   歯科健診、歯科保健指導、食生活指導  

 

可児市健康増進課

可児市子育て支援課

可児市こども課

いずれも、可児市子育て健康プラザmano2階

℡(0574)62-1111

※可児市役所代表番号です。課の名前を伝えて、つないでもらってください。

 

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kani-city.mamafre.jp

 

manoにある可児市健康増進課には、保健師さん、助産師さん、歯科衛生士さん、栄養士さんなど、子育てに関わるいろんな専門職の方々がいらっしゃいます。

困ったときは、頼っちゃいましょう!

市民支援室から専門機関へつなぐこともできます🤗

 

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