前回に引き続き、ダブルケアに関するアンケートに沿って書きますね。
ダブルケアになる前にできること。
私も、もしかしたらダブルケアになるかもしれない、と思っている一人ですが、
今のうちにできることは、やはり情報を集めておくことかなと思います。
地域包括支援センターを調べておくこともそのひとつ。
家族の誰かが認知症になったら…
ケガをして動けなくなったら…
子どもの世話はどうする?
仕事は?
など、いろんな場合を考えてシミュレーションをして調べておくと、いざという時に慌てなくていいかもしれません。
ただ、注意したいなと思うのは、
介護に関わらず、ネットで検索していると、どうしても暗い話題に引き込まれることがあると思います。
暗い、最悪な状況を知っておくことも必要ではあるかもしれません。
でも、家族の在り方はそれぞれ違います。
それまでの家族関係や性格、まわりの環境など、いろんなことが影響してきます。
ネットで出てくるエピソードなどは、「こんな状況もあるんだな」という参考程度に見るようにしたいですね。
ダブルケアカフェ、ダブルケアラーズデイでは、将来のためにダブルケアについて話を聞きたい、という方の参加もOKです。
漠然と不安を抱えているよりも、専門員や経験者の話を聞いておくと、頭の中が整理されて少し安心できますよ。
「こんなこと聞いていいのかな。」なんて思わなくて全然大丈夫!
私も、ダブルケア担当スタッフきくよさんに、
「まず、何がどうなるの?」
と、めちゃくちゃざっくり丸投げ質問をしました💦
きくよさんが、にこにこ笑顔でやさしく教えてくれますよ~(^^)
そして、現実的な問題として気になること「お金」。
どれくらい出費があるんだろう…
きくよさんの話をざっくりまとめると、
- 要介護度によって、介護保険で受けられるサービスが違う。だからたくさんサービスを受けようと思うと、それだけお金がかかる
- ほとんどは介護保険から出るけれども、1割は負担することになる(※家族構成や本人の年金額、その他の所得に応じて1~3割)
- 食費など、実費(介護保険の対象にならない)ものもある
とのこと。
なのでお金に関しては、はっきりいくらかかるよ!とは言えません。
ネットで「介護 お金」などと検索するといろいろ出てきますが、まだ介護している状態でなければ実感がわきにくいし、どのサービスが必要とかがわかりませんよね。
実際介護する状況になってから、地域包括支援センターやケアマネージャーの方に相談して、受けるサービスなどを決めていくのがよさそうです。
ちなみに「要介護度」は、介護認定調査というので決まるのですが、軽い順に、
要支援1、2、要介護1、2、3、4、5
と決められています。要介護になると、介護の計画を立てたり、相談に乗ったりしてくれるケアマネージャーさんが付きます。
このあたりの具体的なことは、ダブルケアカフェでも専門員さんに直接聞くことができますよ。
次回は、ダブルケアならではの子どもに関することに触れたいと思います。
℡・fax 0574-63-8303 (直通)
mail siminsiensitu@kani-npo.gr.jp
開室時間 8:30~19:00
休館日 毎月第1土曜日、年末年始
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