毎日の子育てのなかで感じる
「これってどうなんだろう?」
「どうすればいい?」
について
可児市の専門職の方にアドバイスしていただくコーナーです✨
今回のテーマは「入浴スキンケア」
お寄せいただいた心配ごとについて、聞いてきましたよ👀
そして、スタッフからも、保湿剤やステロイド薬、お下の洗い方など、気になるあれこれを聞いてみました。
まずは、寄せられたご質問から。
Q.
シャンプーをいつから使えばいいのかな?と気になります。そんなに髪の毛生えてなくて。まだ全身用で洗ってますが、そろそろ使ったほうがいいのかな?と。あと使うならどこのがいいのかも気になります。どんな成分が入ってるのがいいとか… ぜひ教えてください。よろしくお願いします。
ちょちょ さん(お子さんの年齢 6ヶ月)
可児市役所 健康増進課
保健師の方に答えていただきました!
A.
シャンプーをいつから使うかは、明確に何歳と決まっているものではなくて、お子さんによります。例えば、
・皮脂がよく出る
・髪の量が増えてきてうまく洗えない
・匂いが気になる
・髪が引っかかって気になる、絡まりやすくなってきた
など、気になることが出てきたタイミングで、変えることを検討されるのがいいと思います。お母さんが気にならない間は、そのまま全身用を使っていても問題ありません。
どんなものを使えばいいか、とのことですが、いきなり大人と同じシャンプーだと刺激が強いので、「子ども用」「無添加」「ノンシリコン」「アレルギーテスト済」などの表示を見て、優しいものを選んでいただけるといいと思います。アミノ酸系のもので、洗浄力が弱めに作られているものもあります。そういう低刺激なものを試しながら、お子さんの様子を見て、赤みが出る等がなければ、問題はないと思います。子ども用のものだと、「目にしみにくい」と書かれているものがよくあります。目にしみるのはやはり嫌がりますから、そういうものを使うのも一つの手でしょう。ただ「子ども用シャンプー」と言うと、かなり限定されると思いますので、親子で使える植物系のものなども選択肢に入れていいでしょう。大きくなってきたら、キャラクターものや好きな香りなど、お子さんのテンションが上がるものを選ぶと、お風呂に入る意欲につながることもあります。まだお子さんが小さいうちは、できるだけ刺激が少ないものを選ぶようにしましょう。また、泡で出てくるタイプは、洗うのも簡単です。
続いて、スタッフからの質問。
Q.保湿剤は必要ですか?
A.生まれたばかりの赤ちゃんは、乳児湿疹ができたり、皮脂の分泌が多いように思われるかもしれませんが、生後3ヶ月くらいから急激に下がって、そこから思春期の頃までは、人生の中でも超乾燥肌時期と言われています。ですから、基本的には保湿をするようにしてください。
乳児湿疹が気になるときは、泡で優しく洗って皮脂を落とし、すすぎ残しがないようにしましょう。首など、皮膚が重なっていて汚れが溜まりやすいところは、入念に洗ってあげると良いです。肌への刺激を減らすためにも、洗ったり拭いたりするときは、優しくしてあげるようにしましょう。その後、できる範囲で早めに保湿をするというのがポイントです。種類は大きく分けてローションタイプとクリームタイプがあります。夏場などべたつきが気になるときはローションでもいいと思いますが、乾燥が気になる冬の時期はクリームタイプをおすすめしています。お風呂上がりは、肌の状態を見る良い機会です。その時のお子さんの肌の状態を見ながら、保湿を調整すると良いでしょう。
Q.夏でも保湿は必要ですか?
A.必要です。汗が残っていると肌荒れの原因になるので、着替えさせるか、余裕があればシャワーでさっと流してしっかり拭いてから、保湿剤を塗ると良いですね。
Q.ワセリンで保湿できますか?
A.ワセリンには保湿剤は入っていません。外に水分が蒸発するのを防ぐ役割と、外からの刺激を防ぐ役割があるものなので、例えば、保湿剤を塗った上にワセリンを塗るという使い方もできます。白色ワセリンは不純物が少ないため、刺激も少なく、アレルギーも起こしにくいと言われているので、口の周りやお股などにも使えます。乾燥や皮疹が特に気になる場合は、早めに小児科や皮膚科へ相談されることをおすすめします。
Q.病院で出されるステロイド剤は、赤ちゃんに使っても大丈夫ですか?
A.ステロイド剤は、短期での使用であれば、副作用も出にくいと言われています。病院の指示を守ってきちんと使用すれば、皮膚トラブルに対する効果が大きく、早く直してくれます。例えば、指示を守らず長期でずっと使い続けたり、自分の判断で使ってみたり、などはおすすめしません。不安があれば、病院の先生にきちんと聞いて、納得した上で安心して使ってもらうのがいいと思います。
Q.入浴剤は使った方がいいですか?
A.特に使う必要はありません。お子さんには刺激が強いものも多いので、選ぶなら子ども用などを選ぶと良いでしょう。少し大きくなってから、バスボールなど、お子さんがお風呂に入る意欲を促すものとして時々使用するのは問題ないとでしょう。赤ちゃんのうちは、肌がデリケートなので、できるだけ刺激は少ない方がいいと思います。
Q.正しいお下(お股)の洗い方を改めてお聞きしたいです。男の子も女の子もお願いします。
A.しっかり泡を立てて、優しく外側を洗う、というのが男の子も女の子も基本です。女の子の場合は、小陰唇、大陰唇のひだがあるところのすき間に汚れが入り込みやすいので、前から後ろに優しく洗いましょう。奥の方までは洗わない方がいいです。プライベートな場所なので、お子さんが少し大きくなったら、自分でできるように進めていけるといいですね。お子さんの様子を見ながらですが、入浴中や、トイレトレーニングで拭く時などと合わせて、「大事なところなんだよ」というのを伝えていけるといいと思います。
男の子の場合は、いわゆる「むく」はしたほうがいいのか、というのがありますよね。専門家でも意見が分かれることもあります。こうするのがいい、というのがはっきり決まっているわけではありません。ご家庭の方針で良いと思います。やるとしても、最初は外側の皮をほんのちょっとだけ。できそうなら、低刺激の泡で洗うか、お湯で流すくらいでいいのでやってみて、お子さんが痛がりそうだったらすぐにやめてください。やはりそこに汚れが溜まって、ひどい場合だと炎症を起こすこともあるので、普段から、汚れていないか気にしてみるといいと思います。気になるけどするかどうかちょっと悩む、という場合は、小児科や泌尿器科で相談されるのも一つの方法だと思います。
ご家庭でのやり方としては、「石鹸を使った場合は、必ずきれいに洗い流すこと」と、「必ず元に戻すこと」が大事です。きちんと戻さないと戻らなくなってしまうことがあります。
女の子と同様、お子さんが大きくなってきたら、「大事なところだから、自分でできるように練習しようね」と、性教育も兼ねて言葉で伝えられるといいですね。
Q.お風呂を嫌がるときはどうしたらいいでしょうか?
A.理由は様々なので、まずそれを探ってみましょう。単純にお風呂が嫌、シャンプーが嫌、今の遊びを中断したくない、 などお子さんによるのでそれに合わせて考えたいですね。お風呂が嫌な場合は、お風呂用のおもちゃやバスボールを用意する、シャンプーが嫌ならシャンプーハットを使ったり、「美容院ごっこ」のような遊びにしてみたり。まだ遊びたい子なら、どこまでやったら入るか話し合ったり、またはお風呂から出た後の楽しみを作る、という方法もあります。お子さんが嫌がるポイントを探りつつ、あの手この手を試してみましょう。
少しでも皆さんの子育てのヒントになりますように😊💕
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