こんにちは。市民支援室BOOK部 草野です。
お子さんから
「赤ちゃんはどこからくるの?」
なんて質問受けたことありますか?
我が子に関して言えば、そういう直球質問はしてこないのですが、
「おなかにいたんだよね」
というようなことは言ってきたので、「そうだよー」と答えて、
なんだかそれで満足してしまったようです。今のところ…。
それよりも、私の幼少期(今の子ども自身と同じ頃)にとても興味があるようで、よく質問してきます。
さて、もし赤ちゃんがやってくるメカニズムについて質問されたら…
どこから、
どこまで、
どうやって話そう…🙄
まあ実際は、その時の雰囲気とか、
子どもの興味具合とか、
時間的余裕とか、
いろんな要素でなんとなく進むものかもしれませんが、
大人の説明を助けてくれるような絵本があったら、一緒に読みながら理解を深めていくのもいいかもしれません😊
ということで、ご紹介する1冊目は、
ピーター・メイル(著) アーサー・ロビンス(イラスト)谷川俊太郎(訳) 河出書房新社 1974年
初めて読んだときは大人の私も(いや大人だからかな?)ちょっと…いや、かなりびっくり!
「え?そこまで話すの?いやいや…待って待って…」
って感じでした(-“-;
表紙に「ごまかしなし」と書いてあるんですが、ほんとその通り。
お子さんと一緒に読む前に、まずは1回読んでおくことをおすすめします😅
表紙を開いてまず一面「おたまじゃくし」なんで…😂
絵はコミカルな感じでかわいいです💕
正しく伝えたいけど、もうちょっとソフトアプローチでいきたい、という方はこちら。
はまのゆか(著) めくるむ 2021年
おなかの中で、赤ちゃんが育っていく様子がよくわかる1冊です。赤ちゃんを迎えるために、大人がどんなふうに過ごし、準備しているかも描かれています。
受精卵以外の赤ちゃんのイラストは、ほぼ原寸で描かれているそうですよ!お母さんのおなかにあててみたり、お子さんの手と比べてみたりするとおもしろいかも👀✨
私が子どもの頃は、学校の性教育なんてほんのちょっとで、生活の中で少しずつ知識を得ていったような感じでした。
今はインターネットでなんでも簡単に調べられて(悪く言えば出所がよく分からない不確かな情報にも辿り着いてしまう)、SNSで実際に面識がない人とも簡単につながってしまいます。そんな現代の子どもたちにとっては、子どもたち自身を守るためにも、命や性に関する正しい知識がほんとうに必要なのだと思います。
男女のからだの違いや、こころとからだを守る、といったお話はこちらもおすすめ。
たきれい(著) 高橋幸子(監修) KADOKAWA 2021年
赤ちゃんが生まれるしくみや、犯罪者から身を守るコツ、好きな子との接し方についても描かれています。
あとがきにある、監修者の高橋幸子さんの言葉を引用しますね。
性について学ぶことは、子どもたちの「権利」です。自分を好きになること。人を大切にできること。正しい情報を知ること。間違った情報を見分けられること。そして自分にとっての「心地よい性や心地よい人間関係」を自分でつかみ取っていけるようになること。それが性教育の最終ゴールなのです。
「性の絵本」47ページ
性について伝えることは、生きていく上で大切なことを伝えること。正しく伝えることが、子どもたちの未来を守ることにつながります。
大切なことだから、慌てずちょっとずつ、時間をかけていいと思います。聞かれたときにきちんと正しく答えてあげられたらいいなと思います。
ご紹介した3冊いずれも、可児市立図書館で借りることができますよ📕
他にも命や性に関する絵本はいろいろあります。最近は書店でもよく見かけますし、雑誌でもよく取り上げられていますね。図書館で聞いてみるとおもしろい本を教えてもらえるかもしれません。ご家庭にあったものに出会えるといいですね😊
℡・fax 0574-63-8303 (直通)
mail siminsiensitu@kani-npo.gr.jp
開室時間 8:30~19:00
休館日 毎月第1土曜日、年末年始
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