mano市民支援室のブログ

岐阜県可児市の子育て健康プラザmano(マーノ)にある市民支援室です。子育て支援に関する情報発信や、スタッフの日常を綴ったブログです!!

【子育てぷち相談室】「お子さんの食」回答編

毎日の子育てのなかで感じる


「これってどうなんだろう?」
「どうすればいい?」

について
可児市の専門職の方にアドバイスしていただくコーナーです✨

 

今回のテーマはお子さんの「食」

今回はお寄せいただいた質問はありませんでした。レシピなどの情報はいろんなところで手に入りやすいので、皆さんいろいろと工夫されているのでしょうか。
代わりに、Instagramストーリーズで行ったアンケートで一番多かった「好き嫌い」について、聞いてきましたよ👀✨

テーマ:子どもの好き嫌い、どう対応する?

お子さんの設定年齢:2~3歳(離乳食は完了。普通食を食べている)

 

答えていただいたのは、可児市健康増進課の管理栄養士さんです。

回答の前に管理栄養士さんより…

「食」に関することは、普段の生活習慣も大きく関わってきます。「食」の状況はお子さんによってさまざまなので、ここでの回答はあくまで参考としてください。こども相談などでは、栄養士が個別にお話を聞き、その子に合った方法を一緒に考えます。

※こども相談は、下記「その他相談日」参照

 

ということで、質問に行きたいと思います😊

Q1.野菜を食べてくれません。栄養バランスは大丈夫ですか?どのように補えばいいですか?

A.

野菜を食べないと一言で言っても、例えば「ブロッコリーは食べないけれどニンジンやほうれん草は食べる」という場合は、同じ緑黄色野菜の仲間ですし、栄養バランス的に大きな問題ではないと思います。ブロッコリーが食べられなくても、他の野菜で栄養を補いながら、苦手な野菜も少しずつ声掛けしながら食べられるようになっていけるといいですね。

野菜ジュースを飲ませているというご家庭もありますが、野菜ジュースを飲んでも野菜を食べたことにはなりません。野菜を食べないからと言って野菜ジュースに頼るのではなく、少しでも食べられるよう工夫していきましょう。

 

Q2.

好き嫌いを減らすための、工夫のしかたを教えてください。

A.

野菜が嚙み切りにくくて苦手な場合は、野菜を切るときに、繊維の方向と垂直に包丁を入れて、繊維を断ち切るように切るといいですよ。例えばピーマンなら、縦ではなく横向きに切って、カレー風味などにすると食べやすいと思います。

野菜に限らず、子どもは初めて見るものに恐怖心を持つこともあるので、一度食べなかったから嫌いとは決めつけずに、味付けなど調理法を変えたりして、繰り返し食事に出してもらえるといいと思います。その食材を見る機会が増えれば、それに対する抵抗感も和らぎますので、根気よく続けていきましょう。

子どもが好きな味付けとしては、カレー風味やケチャップ味などがありますし、味噌汁に入れれば食べる、という場合もあります。ひき肉のような口の中でまとまりが悪いものは、とろみをつけてみたり、ハンバーグや肉団子のような形状にすると食べやすくなります。

ペラペラしたわかめやレタスなどは、嚙み切りにくいため食べにくい場合が多いです。加熱して細かく刻むと食べやすくなります。

 

Q3.

頑張って工夫しても食べてくれない時に心が折れます。どうしたらいいですか。

A.

一番大切なのは、お腹が空いた状態で食事の時間を迎えることです。お腹が空いていれば、少し苦手なものも食べられることがあります。食事やおやつの時間は定まっていますか食事やおやつを決まった時間以外にダラダラと食べていると、食事の時間にお腹が空いておらず、食欲に影響してしまいます。食欲が湧かなければ、苦手なものを食べようという意欲も湧きませんよね。その結果、食事の食べが悪くなったり、好きなものだと食べるけれど苦手なものは食べない、ということにつながります。このようなことでお困りの時は、食事やおやつの時間は定まっているか、おやつやジュースをお子さんに与えすぎていないかなどを確認してみてください。

あとは、一緒に料理体験や野菜を育てたりすると、嫌いなものもちょっと食べてみようかなという気持ちが出てくることもあります。食べなくても、野菜などに触れる機会を増やして、子どもに興味を持たせられるといいかなと思います。

 

Q4.

嫌いなものを、とにかく細かく刻んで分からないように料理に混ぜ込んでもいいですか。栄養は摂れても、その場しのぎのようで、克服にはつながらないのではと感じるのですが。

A.

もちろん食べれば栄養にはなりますが、苦手なものの克服にはつながりにくいと思います。苦手なものを食べることができた達成感を積み重ねると子どもの自信につながります。少しだけ盛り付けて、食べられたら「よく食べられたね」と褒めてあげるといいでしょう。好き嫌いの克服は、少しでも食べたらよく褒めてあげるということの繰り返しです。このステップを繰り返して達成感を積み重ねていけるといいなと思います。

 

Q5.

食べてくれない時に、子どもにどう声をかけたらいいですか。

また、良くない対応も合わせて教えてほしいです。

A.

苦手なものを強制しないことが大切です。食べたくないものを無理強いしてしまうと、余計に嫌いになってしまうことがあるためです。それよりも、食材に興味を持てるような声掛けが大切です。「どんな味がするかな?」「どんな匂いがするかな?」など声をかけながら一緒に食べてみましょう。

「一口食べてみようか」と励ましたり、「食べられたね」と褒めると、お子さんの食への興味が湧きやすくなります。食べさせることが一番の目的ではなく、お子さんが喜んで食べることが大切なのです。

そのためには、楽しい雰囲気で食べることが大事なので、家族で食べながら「おいしいね」と声をかけてあげることで、少しずつ興味も出てくるかなと思います。

今は園などでも、おしゃべりしながら食べることができない状況なので、家庭の中で、なるべく大人と一緒に楽しい雰囲気で食べられるといいですね。そうすることで食にも興味が持てますし、コミュニケーションも学ぶことができます。

子どもが食事に集中できる時間は、だいたい20分くらいと言われています。テレビを消すとか、おもちゃを片付けるなどして食事に集中できるようにしてあげてください。あまり食べない時でも2,30分くらいで切り上げて、例えばおやつの時におにぎりやお芋、ヨーグルト、野菜入りパンケーキなどで栄養を補ってもらえるといいと思います。食事を長時間だらだらと食べていると、次の食事の時にお腹が空かず悪循環になることもあります。これだけ食べたからまあいいかなという具合に、ある程度目安をつけて切り上げることも必要です。

 

少しでも皆さんの子育てのヒントになりますように😊💕

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ことば・発達相談

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(教育研究所 日時会場指定あり ※要申込

児童や家庭に関する相談

(こども課こども家庭係 月曜日~金曜日※祝日、年末年始を除く 8:30~17:15

いじめの相談

(いじめ防止専門委員会相談室(子育て支援課内)0120-263-115(直通) 月曜日~金曜日※祝日、年末年始を除く 8:30~17:00

 

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いずれも、可児市子育て健康プラザmano2階

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